━━ ぬっく辞典 ━━

ア・カペラからぬっくりぬくぬくまで。
音楽用語も、ぬっく流のアレコレも、まるごと解説します。

は行

発声練習

よみ:はっせいれんしゅう

歌う前のウォーミングアップ。体をほぐし、息を流し、声を出す準備をします。仕事や学校終わりの土曜の夜、ガチガチに凝り固まった体をここでリセットしてから、ぬっくの音楽作りが始まります。

ハモリ

よみ:はもり

主旋律に対して、別の高さの音を重ねて美しい和音を作ること。これがバチッと決まった瞬間、脳内にドーパミンが溢れ出し、「合唱やっててよかった…!」と心の底から思える、合唱における最高の麻薬です。

春こん。

よみ:はるこん

「東京 春のコーラスコンテスト」の愛称。ぬっくも過去にフォルクロア部門や宗教音楽部門に出場し、入賞を果たしています。春の訪れとともに開催されるため、この大会に出ると「また新しい合唱の季節が始まったな」と実感する、合唱人にとっての季語のような存在です。

ピアニッシモ pianissimo(イタリア語)

よみ:ぴあにっしも

非常に弱く、小さく歌うことの指示(pp)。ただ声を潜めるのではなく、エネルギーを保ったまま小さく歌うという至難の業を要求されます。「息がもたない!」「音が下がる!」と心の中で叫びながら、涼しい顔で歌い切るのがプロ(?)の合唱人です。

ピアノ連弾伴奏

よみ:ぴあのれんだんばんそう

1台のピアノを2人で弾くこと(一台四手連弾)。ぬっくは「上を向いて歩こう」や「心の瞳」などの名曲で、この非常に豪華な伴奏形態での委嘱初演を行っています。ピアニスト2人の息の合ったプレイと合唱が絡み合う様は、まさに音の万華鏡です。

ピッチ

よみ:ぴっち

音の高さのこと。「ピッチが下がってるよ!」は合唱団におけるもっとも恐ろしい指摘の一つ。特に無伴奏の曲では、重力に逆らって音程を保つための果てしない戦いが永遠に続きます。

ピッチパイプ

よみ:ぴっちぱいぷ

息を吹き込んで基準の音を出す小さな笛のような楽器。無伴奏曲の直前、指揮者やパートリーダーが「プー」と鳴らすと、おしゃべりしていた団員の顔がスッと真剣な「合唱モード」に切り替わる、魔法のアイテムです。

響き

よみ:ひびき

声がホールなどの空間で反射し、豊かに広がる様子。残響が素晴らしいホールで歌ったときの「自分の声が何倍にも美しく聞こえる」というチート感覚は、合唱の大きな醍醐味の一つ。ぬっくがよくお世話になるホールも素晴らしい響きを持っています。

ファルセット falsetto(イタリア語)

よみ:ふぁるせっと

裏声のこと。特にテノールや男声陣が高い音を柔らかく美しく出すために使います。気を抜くと「ひっくり返った」ような音になってしまうため、日々の鍛錬と繊細なコントロールが求められる職人技です。

ふぉるくろあ folklore(英語)

よみ:ふぉるくろあ

英語で「民間伝承」や「民族の伝統的な生活・習慣」を指す言葉。ぬっくは「安里屋ユンタ」や「牛深ハイヤ節」などの日本民謡から、海外の曲まで、地域で古くから歌い継がれてきた歌を幅広くレパートリーに持っています。クラシックとは違う、土の匂いや海の風を感じるような独特の力強い発声が求められます。

フォルテ forte(イタリア語)

よみ:ふぉるて

強く、大きく歌うことの指示(f)。テンションが上がってついついフォルテ以上の「ドヤ顔」で気持ちよく歌いすぎてしまい、「そこ、まだメゾ・フォルテ(少し強く)だよ」とたしなめられるのは合唱あるあるです。

腹式呼吸

よみ:ふくしきこきゅう

お腹(横隔膜)を使って深く息を吸う、歌の基本中の基本。「肩を上げないで!お腹周りを膨らませて!」と指導され続けるため、日常生活でもふとした瞬間に自分の呼吸の仕方を気にしてしまう職業病を引き起こします。

譜面カバー

よみ:ふめんかばー

本番のステージで楽譜を入れる黒いファイルのようなもの。見た目の統一感を出すための必須アイテムですが、暗譜が怪しい時の心の拠り所(お守り)としても機能します。たまに「開いたけどどこを歌っているか迷子になった」というスリルも味わえます。

ブレス breath(英語)

よみ:ぶれす

息継ぎのこと。合唱において命の次に大事なもの。全員でピタッと揃ったブレスの吸気音は、それだけで一つの音楽になります。ちなみにぬっくでは、練習後の乾杯の前の「大きく息を吸ってー!」のブレスも非常に揃っています。

ベース basso(イタリア語)

よみ:べーす

男声の低音パート。合唱全体の土台を作り、ピッチの安定を司る大黒柱。ぬっくのバス陣が響かせる重厚な低音は、まさに心地よい隠れ家の立派な大黒柱として皆を支えています。

平均年齢25歳

よみ:へいきんねんれいにじゅうごさい

ぬっくの若さの象徴(2025年3月現在)。大学生を中心に創立した歴史もあり、若々しくエネルギッシュな歌声が持ち味です。もちろん、気持ちが若い方も大歓迎!

訪問演奏

よみ:ほうもんえんそう

学校や施設に出向いて演奏すること。ぬっくはコンクールや大きなホールでの演奏会だけでなく、小中学校へ出向いての演奏も大切にしています。児童や生徒のみなさんと一緒に「マイバラード」や「COSMOS」を歌うと、大人の私たちが逆に元気をもらって帰ってきます。